英語学習方法

スピークバディ〜デジタルの力で楽しく☆英会話力向上〜

2023年2月17日

以前に、SpeaKing Bizを使った英会話力の伸ばし方について述べました。

英語学習方法

SpeaKing Biz〜デジタルの力で最速☆英会話力向上〜

このブログでは、英語学習にはオンラインセルフサービスであるabceedを活用するべし、という点を何度か記載しています。 しかしながら、abceedはリーディングやリスニングを強化するサービスとなってい ...

しかし、実際読んでいただくとわかりますが、結構忍耐力の必要な方法です。というのも、スラスラと発話ができるまで繰り返し繰り返し練習する必要があり、「楽しく英会話がしたいのに、これではストイックすぎる!」と思われた方も多かったと思います。(苦笑)

ですが、英会話スクールに行くのだけは待ってください!前に述べたとおり、英会話スクールはもはや効率のいい方法ではありません。

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ネイティブとのレッスンは非効率!〜英会話スクールが時代遅れになってしまった理由〜

私は現在TOEIC975点ですが、かつては英語力がなかなか上がらず、得点も伸び悩んだ時期がありました。その頃、多くの時間を英会話スクールでのレッスンに使いました。対面の英会話スクールも通いましたし、オ ...

SpeaKing Biz以外にも、世の中にはさまざまな良質のデジタルサービスが提供されています。

今回は、スマホで話せるAI英会話【スピークバディ】 というサービスをご紹介します。私自身2週間毎日取り組んでみましたが、楽しみながらも学習効果が高い(記憶への定着がしやすい)と感じましたので、その内容を紹介していきたいと思います。

スピークバディとは?

スピークバディによる英語学習の進め方

まず、スピークバディについて説明します。公式サイトでは、「AIとの気づかい無用の本格英会話」×「AIによる最先端の学習メソッド」と紹介されており、以下の特徴があります。

  • スマホアプリでいつでも予約不要で英会話レッスンが可能
  • 音声認識技術により正確な発音の訓練が可能
  • カリキュラムに復習が組み込まれており、進めるだけで反復練習ができ、記憶への定着ができる

スピーキングを中心としたオンラインセルフサービス型の学習プログラムですが、各レッスンの中で語彙についても学べます。1日15分からのレッスンになっているので、英会話スクールと違ってふとしたスキマ時間でいつでも実施できるというのも大きな利点です。まさに対人ではない、AIならではの強みですよね。

どんなふうに学習を進めるのか?

では、実際の学習の進め方についてお伝えします。 スピークバディでは、最初にレベル判定テストがあり、各自のレベルに合ったカリキュラムが自動的に組まれます。カリキュラムは28日間(4週間)で終わる構成になっており、1日に1レッスン。1レッスンはおよそ15〜20分ほどとサクッと終わらせられますので、毎日続けるためにはちょうどよい長さですよね。

1レッスンの流れ

1レッスンは以下で構成されています。

  1. 単語学習
  2. リスニング
  3. 会話
  4. 英作文
  5. 応用練習

一つずつ説明しますね。

①単語学習

ここでは、そのレッスンで出てくる主な単語の意味を見た後に、簡単な4択クイズで意味を確認します。

②リスニング

ここでは、③と④で練習する会話をまず聞いて理解します。英文も表示されますし、意味がわからなければ日本語も表示することができますので、ここではあまり時間をかけずに簡単に会話の流れを確認することができます。

③会話

ここでは、②で確認したシナリオ通りに、実際に画面上のキャラクターがこちらに話しかけてきますので、それに回答をしていきます。話すことはすべて画面上に英文が表示されますので、「会話」というよりはどちらかというと「ロールプレイ」という感じでしょうか?セリフを読み合わせていくイメージです。

④英作文

ここでは、③の会話のうち、1文だけが日本語で表示されるので、それを英文に変えて発話する必要があります。つまり1レッスンで1文だけ、英文として暗記する必要があります。これがこのレッスンでのキーフレーズ(習得するべき文)ということになります。

例えば、「Apart from 〜, ...」(〜は別として、...)というキーフレーズだった場合、以下のように日本語が表示されるので、

乱気流は別として、everything was perfect.

この日本語の部分を英文に変えて、以下のように発話します。

Apart from the turbulence, everything was perfect.
(乱気流は別として、全てが完璧でした。)

このようにキーフレーズを使って英文を組み立てて発話する必要があります。

⑤応用練習

そして最後に、④で学んだキーフレーズを、別の場面で別の単語を使って表現することが求められます。

例えば、先程の「Apart from 〜, ...」のキーフレーズを別の場面で、

Apart from the ending, I liked the actors and the storyline.
(結末は別として、俳優とストーリー展開は好きでした。)

のように発話することが求められます。

スピークバディのいいところ

自動で復習が入るので記憶が定着する

上記の通り基本的には1日1レッスンなのですが、ある程度進めると時々復習が入るので、キーフレーズを忘れてしまう前に思い出すことができます。このタイミングが絶妙で、かつ繰り返し出てくるので忘れないようになり、習得を実感できるようになっています。

もし書籍を使って勉強するのであれば、自分で復習するタイミングを設計しなければならないです。しかし、スピークバディではただカリキュラムを進めていくだけで、自動で復習ができるようになっているので、何も考えずに取り組むだけで自然に覚えることができます。これは素晴らしいです。

発音の違いを指摘してくれる

レッスンの会話部分では、こちらが話した音声をAIが認識して、正しくない発音と判断された部分が強調されますので、その場ですぐに誤りを認識することができます。さらにボタンを押すだけでネイティブの発音も確認できますし、自分の話した結果の録音もすぐに聞くことができるので、どう違うのかを比較することができます。

例えば、私の場合、

Most flights must be full.
(ほとんどの便は満席に違いない。)

という英文が、

Most flights must be who.

と認識されました。「full」のfは上の前歯を下唇につけて、狭いところから強く息を吹き出す必要がありますが、これが日本語のフのように弱い発音になっていたのだということを、この指摘で気づくことができました。この手の問題は人間が講師の英会話スクールでは細かすぎて教えてくれませんので、AI英会話ならではの利点だと思います。

このように、自分だけでは気づくのが難しい発音の間違いを客観的に指摘してくれるので、ネイティブに伝わる正しい発音を練習することができます。

また、発音のデータも日々蓄積されていき、キーフレーズと同様、誤った発音についても時々復習が入りますので、自分が意識していない発音間違いについても補正することができて素晴らしいです。

スキマ時間で気軽にできる

これもデジタルならではの利点ですが、スキマ時間で気軽に取り組むことができるのはとてもいいです。語学は毎日少しずつでも続けることが上達にとって大変重要です。しかし、英会話スクールでは予約を取らなければならないので、まとまった時間を確保しなければならず、続けるのは大変です。その点、スピークバディでは24時間いつでもアプリを起動するだけでレッスンが開始できます。忙しい方でも続けることが可能です。

1日1文なので無理がない

最低限やらなければならないのは1日1レッスンで、上述の通り1レッスン1文なので、無理なく覚えることができます。今まで使えなかった表現を少しずつ使えるようにすることができます。

重要なのは「使えなかった表現」が「使えるようになる」ということです。

よく英会話スクールでありがちなのが、毎日続けているとだんだん先生とコミュニケーションが取れるようになり、とても上達したような気持ちになるのですが、実は同じ内容を、同じ表現で繰り返し言っているだけ、ということがあります。これでは成長できません。

1文を、時間をおいて、何度も繰り返し復習しながら習得していくというアプローチは、使える表現を確実に増やすという点で、非常に理にかなった方法と考えられます。

注意点

音声認識がマイクの感度に左右される

これは私が最初にハマった点なのですが、どんなに気をつけて発音してもなかなか正確に認識されない(誤りだらけ)という現象に陥りました。なぜだ?と思ったのですが、実際に自分で発話した内容をアプリ上ですぐに確認することができるので気づきました。

原因は「周りのBGMやノイズに埋もれていて、自分の声があまり聞こえない」というでした。

イヤフォンとしてAirPods Proを使っていたのですが、AirPodsは口元からマイクまでの距離が大きく、音声を拾うのに適していないということがわかりました。iPhoneに付属している有線のイヤフォンも使ってみたのですが、同じくあまり感度が良くありませんでした。そこで、マイクがかなり口元に近いヘッドセットを接続することで、問題を解消することができました

この点は環境に応じて工夫が必要なところですが、静かなところで学習できる方にとっては問題にならないと思います。

文法は学べない

スピーキングに特化したサービスだからでしょうか、文法を解説するようなコンテンツはありません。必要に応じて自分で学ぶことが求められます。

語学にとって、「伝えたいこと」が「目的地」だとすると、「文法」は「地図」に相当すると思います。地図がなければ目的地にたどり着けず、さまようだけでしょう。

したがって文法は非常に重要なのですが、会話に必要な文法はそれほど難しいものではありません。中学レベルの文法をサラッとわかりやすく解説している書籍はたくさんあります。必要に応じてそのような書籍で文法を復習しながらスピークバディに取り組めば、より効果的かと思います。

アクセントは認識されない

上述の通り、母音や子音の発音の違いを正確に認識して、誤りを指摘してくれる点では非常に有用です。しかし、残念ながらアクセントについては認識されず、アクセントの位置誤りについては指摘されません

アクセントが違うと通じなかったりして結構重要なのですが、このあたりは音声認識の機能をスマホのOSに頼っているせいなのか、アプリの作成ポリシーのせいなのかわかりませんが、残念ながら間違いがあっても指摘してくれません。

ただ、ネイティブの音声が必ず先に流れますので、その音声を頼りに自分で気をつけて習得していくことはできると思います。

まとめ

特徴を再度まとめますと、

  • スマホアプリでいつでも予約不要で英会話レッスンが可能
  • 音声認識技術により正確な発音の訓練が可能
  • カリキュラムに復習が組み込まれており、進めるだけで反復練習ができ、記憶への定着ができる

という感じです。

このスピークバディですが、年払いにすると月々1,983円(税込)ですので、英会話スクールよりも断然コスパが高いです。(2023年2月17日現在)

無料体験ができますので、まずは気軽にアプリをインストールして試していただければと思います!

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